少女から大人に変わる時、親がどうあるべきか

裕福な家庭に育った5人姉妹は、大人に
成長する時期を迎えるが、
過保護な親に育てられた為に、親の束縛
を受けて、自我を抑止する生活を強いられる。
まず、可憐な5人姉妹の末娘が手首を切って
自殺を図り。さらに数日後、飛び降り自殺に
成功する。4人姉妹の4女
ラックスを愛した青年がダンスパーティに
連れ出し朝帰りする事件が発生したのをきっかけに
4人姉妹は、家庭で軟禁状態となり。
4人姉妹を救おうとする近所のストーカまがい
の少年達が、作戦を決行した日
再び悲劇は起こる。
四女ラックスを演じたキルスティン・ダンスト(『スパイダーマン』)
が輝いていたが、他の姉妹は脇役で、女友達や
姉妹達の個性も描かれていない。
青少年の危うさを描いたものとしては、
『ホテルニューハンプシャー』の方が
深いと思う。
バージン・スーサイズは、親と子の関係がもたらす、悲劇であり
少女から大人に変わる時、親がどうあるべきか
考えさせられる物語である。