7度目の伊勢神宮参拝

free_se2011-08-15

「すごい人だね、参拝するのにどれくらい待つのかしら」
「一時間待ちだって、一時間待ちなんて…どおってことないよね」
「うそでしょ…そんなに待てないわ、昨日も今日も来たんだから
 もう十分じゃないもう帰りましょ」
「じゃあ、食べるところまで送っていくから戻っていいかな」
「帰りの電車取れてないし、お昼食べないといけないし…
 もういんじゃないの」
「お父さん、落ち込んじゃったよ、一人で行ってもいいのよ」
5月4日に外宮さん(豊受大神宮)では、神楽の奉納にかかった時間は、
およそ40分、その後、御垣内特別参拝もほとんど待たずに出来たのに
翌日、内宮さん(天照皇大神宮)にてお神楽の奉納の後、
御垣内特別参拝をしようと思ったら一時間待ちですと係りの人がアナウンス
していました。5年前では、これほどの行列はなかったのですが
今は、パワースポットとして有名になってすごい人の生垣が行く手を阻んで
いるという状態です。
確かに、二日に渡っての神社参拝、私は嬉しいけど、一緒に同行する
家族にしてみれば、いい加減にしてくれとゆう感じで、調和を乱している
のは、自分なのかもしれない。そもそも、内宮さんでのお神楽の奉納も済ませている
ので心の世界では、参拝はできているわけで、
一時間待ちをして御垣内特別参拝をするのも自己満足に過ぎないような
気がして、今回、内宮さんでの御垣内特別参拝を諦めることにしました。


黒住教の教祖、黒住宗忠は、その生涯で6度、伊勢神宮へお参りしまたとされています。
その祈願の仕方は、変わっていて『天照太神の御開運を祈る』のです。

 『神−先祖−親−自分−子孫』という流れを考え

た時に神を親だとはっきり認識でき、親への恩
に報いると考えたとき、神の御開運へと結びつくのです。


私が伊勢神宮を参拝するのは、これで7回目、前回が、2005年の愛地球博
の時だったので、6年もたってしまいました。
7回目の参拝を果たせたことを、神様に深く感謝したいと思います。



【お神楽の奉納】
楽殿の上座には、御饌(みけ)を載せる台があって、そこを中心に左右に楽師5名が演奏を行い
さらに下座の袖の方から、二人の巫女さんが洗練された振る舞いでスタスタの歩いて、
御饌(みけ)を載せる台にたいして横向きに軽くお辞儀をするように一度留まり
次なる巫女さんに御饌(みけ)を引き継ぐ、次なる巫女さんは、うやうやしく御饌(みけ)を
受け取り左右で演奏する楽師達の前を通って御饌(みけ)を載せる台へと運ぶ
全ての御饌(みけ)が運ばれると、神主により祝詞奏上へと続く


【御垣内特別参拝のお勧め】

神職のお祓いを受け外玉垣(とのたまがき)の中に入って、
お参りする事を御垣内参拝(特別参拝)と言います。
(一般の人は、内宮、外宮の外玉垣(とのたまがき)に
入ることを許されません。)

神宮式年遷宮に奉賛して御玉ぐしを出した場合、特別参宮章
が与えられ、御垣内特別参拝ができます。

【特別参宮章の特典】
御垣内特別参拝ができる。
神宮徴古館農業館・神宮美術館の観覧ができる。
式年遷宮の翌年には、遷宮前の神殿をまじかに観覧することができます。
第六十二回神宮式年遷宮と書かれた扇子を頂きました。(重宝しています。)


【参拝の時の服装】
 男子は背広・ネクタイを着用し、女子はスーツまたはこれに
 準ずる服装で参拝しなければいけません。

式年遷宮が行われた翌年には、
遷宮前の神殿をまじかに見ることが許されます。
まじかで見ると言っても、『マジか』こんなに近くで見ていいの
という感じに近くで見れてとても驚きました。

御垣内特別参拝で、もしそのくらい近くに行くには、何10万、何百万
の御玉ぐしが必要なのでとてもラッキーな経験でした。