不幸せの中に幸福を見い出すような知恵

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
 音楽がすごく良くて期待させる始まりです。
 始まりと終わりにある影絵のような映像は
 つい見入ってしまう効果があります。
お金持ちの子供であればさぞ幸福な生活が
 約束されていることと思いますが、
 両親が不審な火事でなくなった時、
 不幸せな物語の始まりとなります。
 バイオレット(長女)は、発明家であり、工夫して
 その場で必要なものを作り出すことができる天才です。
 クラウス(弟)は、読んだ本を1度で覚えることができる
 天才です。そして一番下の幼女は、噛み付くこと
 がとりえです。
 最初に3人の後見人となったオラフ伯爵は、
 3人の命を狙い、後見人の地位を失います。
 しかし、3人の子供の後見人となった人を
 次々に殺すことで、再び、オラフ伯爵は
 3人の後見人に認定されてしまいます。
 3人がそれどれの特技を活かして困難を克服する
 のがこの映画の面白さであり、主人公が子供なので
 ファミリーで楽しめる映画になっています。
 遅れて届いた両親からの手紙は、世の中には悪いこと
 があるが、それ以上にいいことがあり
 家族(3人)が一緒にいれば、そこにはやすらぎが
 あると言います。
 不幸せの中に幸福を見い出すような知恵を自分の
 子供にも伝えたいと思わせる映画でした。


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