エドモンド・ハミルトンの中で最も面白い本

エドモンド・ハミルトンの本の中で、私にとって一番
記憶に残る本です。
今から30年くらい前に、エドモンド・ハミルトンの本が
出るとすぐ買って読むほどのファンでした。
先日、息子に何かSFの話を聞かせてと言われた時に真っ先
に思いついたのがこの本です。
そして、この本の中で最も印象深いのは『ディスラプター』という
宇宙をも破壊しかねない兵器です。
その当時、宇宙戦艦ヤマトが流行っていましたが、
デスラー総統と名前が不思議と似ているのが印象に残っています。
主人公ジョン・ゴードンは、心と体を入れ替える装置により、
未来の中央銀河系帝国の第2王子(ザース・アーン)とその立場
を入れ替えます。未来の地球についたジョン・ゴードンは
帝国と敵対する暗黒星雲同盟の強襲に合い拉致られそうになります。
その時、ハル・バーレル率いる帝国宇宙艦隊が現れて
暗黒星雲同盟の撃退に成功します。
この襲撃により暗黒星雲同盟と中央銀河系帝国は、重大な
局面になったと認識され
ザース・アーンとなったジョン・ゴードンは、中央銀河系帝国
の首都へ護衛と共に送られることになります。しかし、首都
に到着と同時に暗黒星雲同盟の謀略により、皇帝(父)が殺
され、ジョン・ゴードンは裏切り者として追われる立場になります。
さらに帝国の裏切り者により暗黒星雲同盟へ連行されるのです。
ジョン・ゴードンは、行動を共にするリアンナ(フォマロート王国)
王女と共になんとか暗黒星雲同盟を逃げ出すことに成功します。
そして、自分の無実を証明しますが、第一王子(ジャル・アーン)が
反逆者に襲われたことにより、中央銀河系帝国の最高責任者として
その効果もわからない『ディスラプター』を使って暗黒星雲同盟
と戦うことになるのです。