エドモンド・ハミルトンの中で最も面白い本

先日、大量に本を処分した時、古くて黄ばんでしまった
キャプテン・フューチャーの本を思い切って全て捨てて
しまいました。その多くの本は内容を忘れてしまいましたが
それでも、私の中で最も面白かったと記憶している本が
『惑星タラスト救出せよ!』でした。
『惑星タラスト救出せよ!』は、キャプテン・フューチャー
のシリーズの中では、終わりの方に書かれた本ですが
その斬新なアイデアとラストの謎解きが感動させ
その内容を30年経った今でも思い出させてくれる本になった
のです。
本を捨ててしまったので、明快に引用することはできませんが
大筋は、以下の通りです。
膨張する宇宙が進んだその世界は、宇宙全体が冷却化し
人々は、肉体を改造して生きながらえています。
その宇宙から、次元を超えてキャプテン・フューチャー
へ救援を求めてきます。
その世界で、最も皆が愛した英雄が復活したことにして
人々を助けてほしいというのです。
キャプテン・フューチャーによると、膨張する宇宙は、
ある一定のところまで広がると、収縮を始めるといいます。
この理論と似たようなことを、この本を読んだかなり後に
科学番組でやっていたのを記憶しています。
どれも曖昧な記憶ですが、物語の最後にはジーンとくる
ような謎解きが待っています。