デヴィッド・ヘルフゴットの生演奏

奥さん 『ピアノの先生がくるから早く練習して』
息子  『ピアノ終わったらすぐ遊びに行っていい』
奥さん 『普通に午後から遊びに行きなさいよ』
息子は、典型的な文科型なのか、すぐ気が散ってしまう。
私は、ずいぶん昔、デヴィッド・ヘルフゴットの生演奏
を聴いたことがあります。ヘルフゴットがプッツンした後
なのでピアノを弾きながらブッブッ歌っていて奇妙な演奏
でしたが、ピアノの指先の動きだけを見ていてもその技術
のすごさが解ります。
映画『シャイン』は、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を
描いた。実話に基づいたドキュメンタリードラマです。
最も印象に残るのは、非常に難しいとされる
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」を
全身全霊を賭けて練習するところです。過酷な練習の為
コンクールの後、精神に異常をきたします。
このピアノの演奏を見ただけで、この映画を見る価値が
あると思います。
道を究める為、全てを犠牲にしてピアノの練習に明け暮れる
主人公が、精神に異常をきたした後、子供のように無邪気
になって、ある意味幸福な人生を歩んでいるように見えます。

アカデミー賞(1996年)第69回 主演男優賞(ジェフリー・ラッシュ
ゴールデングローブ賞(1996年)第54回 主演男優賞(ジェフリー・ラッシュ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番