好きな道

小沢征爾は、24歳の時、西洋音楽の生まれた土地や
人を見てあるきたいと言う理由からヨーロッパに渡ります。
小沢征爾の計画は、貨物船でヨーロッパに渡り、
スクータで旅をするという単純なものです。
知り合いがいるわけでも何か見込みがあるわけでもなく
本当に出たとこ勝負で旅したわけです。
その後、ブザンソンの棒ふりコンクールで優勝し
指揮者としての道が開けますが、
ニューヨーク・フィルハーモニーの副指揮者になるまで
フランス、ドイツ、アメリカを渡り歩いて
世界のオーケストラを体験します。
この本では、小沢征爾の人と成り立ちがわかると
同時に、音楽家シャルル・ミュンシュカラヤン
バーンスタインなど小沢と関係があったの音楽家の性癖が
観察されていたり、小沢征爾のオーケストラ評があったり
で読み応えがあります。
小沢征爾は、若い時に自分の好きな道を見つけ好きなこと
を精一杯行ったことで成功したんだと感じられました。

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妻のくしゃみは、知らない人が聞くと男のように
野太い大音響になりますが、
妻は、ホルンをやっていたからでしょうか