バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

<<バブル景気(ばぶるけいき)とは日本の経済史上で1980年代後半〜
1990年代初頭にかけてみられた好景気である。
概ね、1986年12月から1991年2月までの4年3か月間を指すのが通説
となっている。>>

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


 バブル時代といえば地価高騰、オフイスの賃貸料金も
高騰して、オフイスの場所の確保に苦慮していました。
私の勤めていた会社も銀行からの依頼により、専用線を引いて
自社に持ち帰って銀行業務の開発をしていました。
 初めての一括請負の仕事は、20代後半の時、
売上高1億円超のプロジェクト、某銀行の外為業務の
第3次オンラインの開発でした。
 比較的力仕事が多いので新人を多く入れれば絶対儲かるだろう
という、ドンブリ勘定でスタートしたのを覚えています。
 リーダは、40前後の男性、私はこのプロジェクトのno2の立場、
開発メンバーはバブル入社の新人が半数をしめていました。
 とりあえず、成果物のリストは、タクシーで運んでみようか!
というのりで、都内本社へダンボール箱4箱を社員が乗って運びました。
タクシー料金は約1万円かかり、本社が大宮に移転したとき
には2万円近くかかりました。
後には、宅急便を使用して翌日配達の定期便を使用するように
なりましたが、当初は、当日発送、当日到着でないと意味がない
と考え、即日配達のバイク便を使用したり、着払いでバンバン
リストを発送していました。
 バブル崩壊後は、会社の取引先の北海道拓殖銀行拓銀)、
日本長期信用銀行長銀)の破綻もあり、
請負開発から銀行での常駐の開発に戻りました。
 バブル時代とその後のバブル崩壊後を知る私の年代の人は、
バブルと聞けば懐かしく。切ない思い出があると思います。
仕事仲間は、飲みに行ったり、マージャン、カラオケをして遊ぶ
だけではなく。仕事や会社のことを本音で語り合う関係でした。
 バブル崩壊後、能力主義、リストラ、残業代カット
従来の人事考課制度の崩壊で、人間関係も大きく転換し、
私は、1992年に結婚し、同時に分譲マンションを購入、
仕事が中心の生活から家庭が中心へと意識は変わっていきました。
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彼女が水着にきがえたら...そして洗濯機の中で高速回転...
「過去の日本へ行ってバブル崩壊を止めてほしい」
タイムマシン開発者の娘の田中真弓広末涼子)は、財務省の窓際族官僚
下川路功(阿部寛)に依頼される。
主人公田中真弓広末涼子)は、タイムマシンで行方不明となった母を捜して
1990年の東京へタイムトラベルをすることに...。
 アインシュタイン以上の天才田中真理子(薬師丸ひろ子
が洗濯機を開発していたら偶然、タイムマシンができちゃった。
タイムマシンの使用制限は、最長160cm以下、最大円周80cm以下、
体積が50リットル以下という制約があります。
なるほど、広末涼子薬師丸ひろ子も最大円周80cm以下なんだ
と妙なところで納得してしまう。
 この映画は、バブル時代を観光する。バブル時代を楽しめればそれで
いい映画なのかもしれません。
ワンレン、ボディコンシャスの服装は、今見るととても変に見えるし、
ラモスがデスコで踊っていて、飯島愛飯島直子が売れない時代と
して登場するあたりも楽しめる。「まゆげふと!」のフレーズも楽しい。
 1990年バブルの時代の人々は土地は値上がりしつづけ、
銀行が倒産することは考えられない、楽しければいいじゃんと生きてきた
バブル経済のままでいいのかという記者の質問に対して、
下川路功(阿部寛)は、自分ならとりあえず家族のもとへ帰ると答えます。
現在、家族の中で殺し合いがおきたり、DVや虐待のニュース
が後を絶ちません。
バブルが崩壊していなかったら、私は、住宅を買えなかったかもしれません。
しかし、経済的に豊かであれば、今より犯罪はすくなく、人間関係も
今よりましではないかと思えます。
次回作は、バブル崩壊しなかった現代、地球温暖化が加速して大問題に
地球温暖化がどうなるか50年後の未来にタイムトラベル...
というのもよいかもしれません。


【出演】
下川路功(しもかわじ いさお): 阿部寛
田中真弓(たなか まゆみ) : 広末涼子
宮崎薫(みやざき かおる) : 吹石一恵(TVレポーター)
高橋裕子(たかはし ゆうこ) : 伊藤裕子
田島圭一(たじま けいいち) : 劇団ひとり
菅井拓郎(すがい たくろう) : 小木茂光
玉枝(たまえ) : 森口博子
芹沢良道(せりざわ よしみち) : 伊武雅刀
田中真理子(たなか まりこ) : 薬師丸ひろ子(真弓の母)