free_se2008-08-03

7月31日箱根神社の湖水祭りの日、娘と二人で箱根神社へ行って来ました。
日帰りだったので、湖水祭りの式典には参加できませんでしたが、
正式参拝をすませ、気持ちをリフレッシュすることができました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<<ソテナテリサニタニタチスイイメコロシテマス
シフルフルユラユラ〜シフルフル〜…>>
魍魎の匣』を見ていたら修験者風の男が、唱えていた。
「お父さん、それって本物」
「何ていうか、インチキのシンゴンだと思うよ、京極堂
言っているけど、インチキでも祈って信じれば効果があると…」
「もっと本物らしくすればいいのにね」
「宗教団体を興す時、オリジナル性が必要だから、あえて
ないものを作ったんだと思うよ」
魍魎の匣』に出てくるシンゴン、(<<〜シフルフル〜>>
をインターネットのgoogleで検索して見ると、検索結果は
わずか2件でそれらしいシンゴンは見当たりませんでした。
シンゴン(<<〜シフルフル〜>>は、真言密教より、神道系に近いように思えます。
たとえば、<<ひふみよいむなやここのたり、ふるべ、ゆらゆらとふるべ>>
と唱える。<<布瑠の言>>に似せているようにも思えます。<<記紀に継ぐ第三の神典として重視される『旧事本記』(くじほんき)には、
物部氏系の伝承が色濃く反映されているが、その物部氏系の始祖とされる
饒速日命(にぎはやひのみこと)が天孫に先立って降臨する際に、「高御産尊
(たかみむすびのみこと)に授けられたというのが「布瑠(ふる)の言」である。>>
古神道の本・甦る太古神と秘教儒学の全貌」参照
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
江戸時代末期から昭和のはじめにかけて、神の言葉を操り、
あまたの奇跡を顕した超人たちがいました。日本の歴史で語られること
のない、そんな神人をまねて、作られたと思われる教団、
映画『魍魎の匣』では、不幸を匣(はこ)に封じ込める謎の教団
が登場しています。
少女バラバラ殺人事件の被害者に共通するのは、謎の教団との関係
美馬坂の研究所(箱屋敷)と謎の教団との繋がり、
霊感探偵榎木津礼二郎阿部寛)、古本屋にして拝みやの京極堂堤真一
作家の関口巽椎名桔平)、普通でない記憶力を持つ探偵助手の
中禅寺敦子(田中麗奈)、刑事の木場修太郎宮迫博之)、一癖も二癖もある
人物が登場します。『姑獲鳥の夏』を見た人には、お馴染みの面々だけど、
それだけに待ちに待った感がありました。私が好きなのは、京極堂の語りですが
謎の教団との対決、巧みに言葉を操り、つき物を落とすように
謎を解決する。その匣(はこ)の中には、なにがあるのか?
謎が解き明かされて行くにしたがい、結末がしりたくなり、
先が知りたくなります。
【出演】
京極堂中禅寺秋彦) : 堤真一
関口巽椎名桔平
榎木津礼二郎阿部寛
木場修太郎宮迫博之
安和寅吉(和寅) : 荒川良々
青木文蔵 : 堀部圭亮
鳥口守彦 : マギー
中禅寺敦子 : 田中麗奈
中禅寺千鶴子 : 清水美砂
関口雪絵 : 篠原涼子
柚木陽子 : 黒木瞳
今出川欣一 : 笹野高史
柚木加菜子 : 寺島咲
楠本頼子 : 谷村美月
久保竣公宮藤官九郎(少年時代:下山葵
美馬坂幸四郎柄本明

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
映画『魍魎の匣』と同じく見るのを楽しみに
していた映画は、「ナイトウオッチ」の続編「デイウオッチ」でした。
光と闇の一族は、力が均衡しており、戦いにより共倒れすることを恐れ、
協定を結び、表立った戦いを避けて来ました。
光と闇の一族の活動を制限するため、「ナイトウオッチ」「デイウオッチ」
が存在し、「ナイトウオッチ」は、闇を監視するパトロール
「デイウオッチ」は、光を監視するパトロールのことです。
 人は、明るいところと暗い部分の2面性を持ちますが
超能力にめざめた人間は、光と闇のいずれかを選んで、人間でありながら、
神に等しい力を手に入れます。
 善と悪の二元論を特徴とするゾロアスター教アフガニスタン北部で発生)
では、善の勝利と優位が確定されている宗教ですが、「デイウオッチ」では、
闇の一族のほうが、優位に展開します。
その原因は、アントンの息子が、闇の亜種を選択したことにあります。
アントンが、駆け落ちした妻を呪ったことに始まった、光と闇の力のバランス
の破れ。アントンは、闇の一族殺害の容疑で、「デイウオッチ」に追われ
現状を打破する為に、願いを叶えるチョークを探して、闇の一族のパーテイに
潜入します。偉大なる光と闇の亜種の戦い、アントンの息子の恐るべき能力
たとえば、針を刺した相手なら、どこでもストローで血を吸うことができるとか
異界での戦い、そこは、人知を超えた凄まじい世界、光と闇の最後の戦い
が始まろうとする時、パーティでは、光の一族のボス(ザヴロン)が写真を取っ
て、時間を止めてアントンの手助けをします。
この映画の魅力は、意外な超能力と、ダークな感じの世界感、斬新な映像
にあると思います。
 ところで、光と闇は、日本の神と祟り神の関係にも似ているように思えます。
祟り神の代表は、大国主の尊(国津神)、スサノオ(冥府の王)、
祟りを恐れて祭られた神、北野天満宮菅原道真)、平将門があります。
神の代表は、豊作をもたらす氏神、そして太陽神としての天照大神天津神
があります。
日本神道は、<<天津神国津神八百万の神達聞こし召せ>>と
豊作をもたらす神と祟り神を同時に信仰しています。
日本こそ最も不思議な世界感を持つ民族と言えるかもしれません。

【出演】
アントン:コンスタンチン・ハベンスキー(平田広明)
スヴェトラーナ:マリア・ポロシナ(佐藤あかり)
ゲッサー:ウラジミール・メニショフ(福田信昭)
オリガ:ガリーナ・チューニナ(浅野まゆみ)
ザヴロン:ヴィクトル・ヴェルズビツキー(石塚運昇)
イゴール:ディマ・マルティノフ(杉山紀彰)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ヒーローズの続きまだやってないの」
ビデオ屋であったら借りてくるからね」
「マシオカのタイムトラベル・テレーポーテーション能力と
DLの壁抜けできる能力があれば最強じゃないかなあ」
「確かに、テレポートした先に障害物があれば、死と隣
あわせとなる可能性があるからね。」
日本で、神通力が使えたとされる、安部清明、仙道寅吉、
そして、国安仙人などは、異界へ出入りしたり、千里眼
テレーポーテーションができたという話があります。
息子は、超能力ものが、結構好きなようなので
ヒーローズの続きが早く見たいと言います。