安息日
妻:「え!週末て土日じゃないの?」
私:「金曜、土曜日が週末で、日曜日から週が始まるのが常識だよ」
妻:「そうなの、アナウンサーも週明けは雨が降りますよとか
月曜日を、週の始めのように言っているわよ」
私:「カレンダーを見てみれば、週が日曜日から始まっているよね
ユダヤ教では、金曜日の夕方から土曜日の夕方までが
安息日(シャバット)といい、1週間の終わり7日目は、
休むことになっているよ、だから今日は仕事を
しないで休まなきゃね、確定申告は明日やるよ…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<<ユダヤ教で安息日は、神が天地を創造したこと覚えるとともに、
神がユダヤ人の歴史を救い、ユダヤ人が神の民であることを覚える
記念日である。>>
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
たとえば、安息日には、まったく仕事をしてはならない。
この日は、いっさいの買物から料理、点火することも禁じられており
一切の準備を日没前に用意しておく必要がある。
ユダヤ教モーセの十戒では、<<安息日を守ること >>は、4番目
に出てくる。それほど大切な日なのです。
最近、ユダヤ教のラビが書いた本、「ユダヤ五000年の知恵」
「ユダヤ5000年の教え」を読み、気に入って、
さらに「驚くほど似ている日本人とユダヤ人」という本を読みました。
「驚くほど似ている日本人とユダヤ人」を書いたのは、
2004年〜2007年8月まで駐日イスラエル大使を務めた
エリ・コーヘン氏で、イスラエル松濤館空手道協会会長(黒帯五段)
そして、氏の先祖はチュニジアの祭司(コーヘン)の血筋を引いています。
ユダヤ教の祭司(コーヘン)は、父親からその息子へしか引き継がれない
そんな特別な一族であり、1度の例外もなく男子の家系が続く天皇の家系
と似ていると著者も言っています。
エリ・コーヘン氏は、現在、EC アドバンステクノロジーマーケテング
社長ですが、過去に軍隊の戦闘も経験しており、日本の武道を経験した
ことがやくだったことを述べています。イスラエルでは、意外なことに
空手や柔道といった日本の武道が盛んに取り入れられており
著者が武道を通じて感じた、日本人の精神性とユダヤ人との共通点、
根本にあるのは、神道にあると分析します。
エリ・コーヘン氏は、一神教のユダヤ教と八百万の神の神道が近いと認識する。
その例として、次のように述べています。<<古事記では「イザナギの神」と「イザナミの神」が
お互いの欠けたる部分と余りたる部分とに気づき、性的関係をもつ
ことにより、違う神々や日本の国が生まれた。
同様に聖書のアダムとエバの物語も、彼らを人間として見るのではなく、
神々として見るならば、神によって「アダム」と「エバ」が造られたあと、
彼ら二人によって人間が生まれたと見ることもできるのだ。>>
また、ユダヤ研究家の三浦一郎は、日本とユダヤ人の類似性を次のように指摘する。<<世界広しといえども厳密な意味における建国神話を有する民族は
どこにもない。ただ日本とユダヤだけである。神話はあっても…
「世の終末」における民族の使命役割を神から示されているものは
日本とユダヤ民族だけである>>
また、日本とユダヤが同祖先と信ずる人達もいます。<<日ユ同祖論は、ユダヤ人の古代日本渡来説と、日本人のイスラエル
への分流説の2つに大別…>>(「古神道の本」参照)
日本の場合は、海によって長い間、他国に侵略を受けることがなく
その結果、他国の文化に寛容であり、日本人の信念を失われずに来た
過去の歴史を見ても、その時々に仏教や儒教やキリスト教さえも取り込み
日本で1厘を加えることで完成させ、昇華してきたように思えます
ユダヤ人の場合、長年、祖国をもたず、神との約束を信じ
迫害や中傷の中、聖書やタルムードの教えを忠実に守ることにより
ユダヤ民族であることを失わずにいられたように思えます。
インターネットが普及しグローバルに世界が繋がる現代、日本人が
なにを大切にしなければいけないのか、明確な信念がなければ
その民族性をも失いかねないと心配になってきます。
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妻:「資本主義て誰がはじめたの?教えて?」
私: 「資本主義の理論は、アダム・スミスじゃなかったけ」
息子:「資本論を書いたのは、カール・マルクスみたいだよ」
(息子がインターネットで検索したらしい)
私:「マルクスて社会主義の人だよね
理論じゃなく仕組みを作ったのはユダヤ人じゃなかったっけ」
妻:「イギリスじゃないの?株式会社とかで調べてみたら」
googleにて<<資本主義△はじまり>>と入力して検索
なるほど、アダム・スミスが資本主義の父といわれたんだ<<労働を富の源泉としたスミスは、労働価値説の基礎を築いた理論家
でもあり、労働投入量が価格を左右するという考えはリカードや
カール・マルクスに支持された>>
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
私:「なるほど、産業革命、の頃だね、金融を作ったのは、ロスチャイルド
ユダヤ人らしいよ」
妻:「東インド会社が最初の会社みたいよ!」
私:「それつて、植民地支配であって、資本主義と違うんじゃない?」
妻:「日本の資本主義の基礎を築いたのは、渋沢栄一だから、
渋沢栄一とか調べてみたら」<<渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、天保11年2月13日(1840年3月16日) - 昭和6年(1931年)11月11日)は、幕末の幕臣、明治〜大正初期の大蔵官僚、実業家。第一国立銀行や王子製紙・日本郵船・東京証券取引所などといった多種多様の企業の設立・経営に関わり、日本資本主義の父と呼ばれる。>>
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
妻:「銀行とか?株式会社?とか証券とか資本主義らしいわね」
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「ユダヤ五000年の知恵」<<民主主義をつくりだしたのは?最初に義務教育を実施したのは?
医学・裁判制度・福祉の基礎をつくったのは?
みんな、ユダヤ人?>>
現代、ユダヤ人は、1400万人くらいにすぎないのに、その存在感
は、圧倒的と言える、多くの著名人を輩出し、成功者が犇めいている。
その大本をたどれば、教育にあると言える。
聖書やタルムードに見られる先人の知恵を生かし、さらにそこに
積み重ねて行こうとする。その姿勢には、見習わなければいけない
と感じる。
各言う私も勉強の大切さを息子に解ってもらう為に引用した話がある。<<ある船上での話。船客はみな金持ちで、その中に一人のラビが乗り込
んでいた。金持ちたちは、お互いに富の比較をしていた。
するとラビが、「私がいちばん富んでいる人間だと思うけれども、
いま私の富を皆さんに見せることはできない」と言った。
海賊が船を襲った。金持ちたちは金銀宝石、すべて自分の財産を失った。
海賊が去ったあと、やっとのこと船はある港に着いた。
ラビはすぐ教養が高いことをその港の人々に認められ、学校で生徒
を集めて教えはじめた。
しばらくたって、このラビは船で一緒に旅行したかっての金持ちに
会ったが、みんなみじめに零落していた。そしてその人々は「確かに
あなたは正しかった。教育のある物はあらゆるものを持っているのと
同じだ」と言った。
現代、教育を大切に考え成功している国が他にも存在する。
それはフィンランドで、1990年はじめのバブル崩壊後
国民全体の教育水準を高めるために教育制度の改革を行った。
フィンランドは人口わずか500万人の国、他の国と対等にわたり
あえる為には、良い人材を創生することが必要だったのだ
現在、フィンランドは、何どもOECDの調査で、学力1位を記録
している。経済競争力も向上し、たとえば携帯電話のノキア
の販売台数は世界の40%に達している。
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日本神道の考え方は、先祖崇拝であり、神の分霊を宿す人は、
体ではなく、心を大切にする「和」の精神にあると思える。
人に会う時、姿かたちではなく心を大切にするそんな伝統を
思うと、格差社会は、日本の伝統には馴染まないものと思える
では、どうすればいいか、お金持ちでなくても教育が受けられる
社会、たとえば、高校や大学の授業料もタダにして、本当に
勉強したい人がいけるようにするとか、
そのかわり、しっかり、勉強しなければ卒業できなくする。
だれでも、何歳からでも大学に行けて、教育にお金が掛らなければ
本当に勉強したい人が勉強できて、格差社会ではなくなる。
今後、少子化が原因で、大学の経営も困難が予想される。
少子化の原因として考えられるのは、たとえば、教育費の増大
が考えられる。収入が増えないなか、子供の教育費を考えれば
自然と子供をたくさんは産めないと考えてしまう。
定額給付金とか消費税を上げるとかいう政策以前に、
政治家の人には、もっと心のこもった政策を考えて頂きたい
と思うのは、私だけだろうか?
ところで、中学2年生の息子は、「北辰テスト」(実力テスト)の
数学で、初めて100点を取ったといって鼻高々らしいが、
そんな息子も中学1年の成績表で技術家庭に1がついているので
埼玉の公立高校だと中くらいのところに入れるかどうからしい。
(埼玉の高校入試の内申書は、1年から3年まで成績を見るので、
1があるのはかなりマイナスになる。)
しかも、埼玉の公立高校は、合格したらほかの高校へは
いけないと言う制約もあるらしい。
ともかく、1年後は、高校入試があるけど、大学受験の時は、
比較的お金のかからないフィンランドに留学させるのも良いかもしれない