現代の魔法学校

突然、テーブルにばら撒かれた液体窒素
驚いてイスから飛びのく、その瞬間、液体窒素は、
テーブルの上できれいな水滴の玉となって収縮し、
煙となりはじけて蒸発しました。
テーブルにばら撒かれた液体窒素と同じ
ものを容器に入れて、試験管に密閉した空気を
マイナス???度の液体窒素で冷却する。
液体窒素で空気を冷やすとどうなると思う?
そこの君、覗いてごらん」
「…」(息子が軽くうなずく)
液体窒素で空気を冷やすとどうなるかわかる人」
「青い液体になります」(後ろの中学生が答える)
「そう、液体酸素になり、青い液体になるんです
磁石にも吸い寄せられる様にもなるんですよ
面白いでしょ」
12月13日東京工業高等専門学校の物質工学科の見学会
いくつかの実験をして見せてくれました。
科学のはじまり、最初の発明がガリレオ・ガリレイ
屈折望遠鏡とすると、科学の歴史は、まだ400年
しかたっていません。それ以前は、人が見て不思議な
技は、錬金術であったり、魔法のように思われたと
思います。薬についていえば、こんな症状には何が効く
とする言い伝えであったり、多くの臨床実験というか
多くの事例をまとめたものが薬学であったと思います。

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 化学は、作り方を知っていれば、空気を液体酸素に変えること
もできるし、調合により元素記号が変われば金属の性質を変える
こともできます。それは、まさに現代の魔法のようです。
ハリーポッタは、「半純血のプリンス」の魔法薬の教科書
通りに調合することで、クラスでただ一人<<生ける屍の水薬(眠り薬)>>の調合に成功する。
そのご褒美にフェリック・フェリシス(幸運を呼ぶ薬)
を手に入れ、それを使ってヴォルデモートの不死身の秘密を探ります。
ハリーポッタに登場する魔法、絶対防御のような魔法
がなく、先に魔法をかけた方が勝てる、魔法も、よければ効果
がないようなので、不死身の魔法使いの秘密を知らなければ
圧倒的に不利と言えます。
たとえば、死の呪文<<アバダ・ケタブラ>>(息絶えよ)を皆が
使えば、生き残れるのは不死身の者だけと思えます。
HEROESで不死身と言えばサイラーですが、HEROESのサイラーや
精神的攻撃ができるマット・パークマンならヴォルデモート
に対抗できるかもしれません。
 ハリーポッタの映画の魅力は、全寮制の寄宿学校と
いう舞台設定や数々の魔法、そこに登場する生き物、
魔法薬、ハリーポッタの仲間の生徒たち、隠された
謎と意外なストーリー展開など色々あります。
東京工業高等専門学校は、5年生の理系の技術者養成の学校、
日本ではめずらしい学生寮があるし、ロボットコンテスト
の常連としても有名、電子、電気、機械、情報
物質工学の勉強は現代の魔法学校のようでとても魅力
を感じます。

ハリー・ポッターと謎のプリンス 特別版(2枚組) [DVD]

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