きのうきいたセリフ

free_se2010-01-24

「お父さん、受験生になんかきのきいたセリフないの?」
「それは、きのうきいたセリフだね。お父さんは、昨日
良く眠れなかったよ、受験が心配で…」
「私立ごときでそうなの、僕もすぐ眠れなかったけどね」
息子の私立高校の受験の前の日、心配で、眠れず
なにをするでもなく、あれやこれや考えて、
気がついたら3時になっていました。
眠れない夜というのは、誰でもあると思うけど、
その原因は、色々考えて眠れなくなった
ということが良くあります。
 遠藤周作のエッセイ「眠れぬ夜に読む本」は、
何も考えずに気楽に読める本と言う意味なのか
それとも、眠れない夜にこそ、頭を休めるために
読む本と言うことなのでしょうか
遠藤周作のエッセイ、「ぐうたら人間学」、「狐狸庵閑話」
共通しているのは、肩肘はらず、読める軽い話と言うことです。
 「ぐうたら人間学」、「狐狸庵閑話」は、受験では、まずでない
と思える本、ともかく面白、可笑しい話、うん蓄と言うよりウンチ
の話であったり、それは、けして考えさせられる本では、
なかった気がします。

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 「眠れぬ夜に読む本」は、少し大人向けのエッセイ
肩肘はらない気ままさは、かわりませんが、
少し今の自分の興味に近い内容となっていましいた。
 たとえば、私が興味を引いたのは、<<生と死について考える>>
の章にあったキューブラー・ロスという女医が行った
蘇生者にインタヴューをした話でした。
 また、神田の裏通り、原宿、表参道付近とか、街並みを歩いて
過去の時代、その町に住んでいた人の生活を思い描く内容は、
NHK総合テレビの<<ブラタモリ>>を連想します。
本を書いた当時の遠藤周作と近い年代となって、なるほど
遠藤周作が身近に感じられました。

眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫)

眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<<セレウス・サボテンは、電磁波を吸収する>>と言う。
長時間パソコンをしていると頭がクラクラしていた
という人が、セレウス・サボテンを置いたら
頭がスッキリしたらしい。
オカヤドカリとサレウス・サボテン
両方眺めているとさらにいやされます。

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