隠された名前を知れば、相手を支配することができる

実写版のゲド戦記、見ごたえ十分で予想外の
できでした。原作とは、かなり違う部分があって
原作者にも認められていない作品のようですが、
特撮も良かったし、映像もきれい、豪華出演俳優
人も魅力的でした。
昔ファイタジー小説を随分読んだけど、
アーシュラ・K・ル=グウィンは何か馴染めずに
読んでいなかった。当時、読んでいたのは、
パトリシア・A・マキリップ の「イルスの竪琴」
3部作、『妖女サイベルの呼び声』『指輪物語
などですが、ゲド戦記と共通するのは、相手の
隠された名前を知れば、相手を支配することが
できるのです。
アチュアンの墓所で巫女達により封印されている
なのなき者は、世界に混乱をもたらすものだけど
真実の名前が分からない為、滅ぼすことができず
古の呪文と迷路と巫女達の祈りにより封じられて居る。
鍛冶屋の息子ゲドは、記憶をなくした女から魔法
を教わると伴に、アースシーに平和をもたらす物
の破片を託される。
ゲドは、単なる鍛冶屋の仕事には馴染めず、魔法を
学ぶ為、師・オジオンに学び野原を放浪する。
その後ロークの魔法学校でさらなる修行をする。
修行の成果をみせたいゲドは、禁断の魔法、死者
を蘇らせる魔法を使ったことで、アチュアンの墓所
に封ぜられている魔物の一人を蘇らせてしまう。
魔物はゲドの影となりゲドをつけ狙う。
この物語でも主人公の成長が平和をもたらす
鍵となります。


出演:
 ゲド:ショーン・アシュモア(X-MAN),
 師・オジオン:ダニー・グローヴァー(リサールウェポン)
 テナー:ザベラ・ロッセリーニイングリッドバーグマンの娘)
  クリスティン・クルック