稽古照今

稽古照今
先日、鹿島神宮を参拝した時、お札を頂いてきました。
お札には、「稽古照今」鹿島神宮宮司中臣則良
と書かれていました。
古（いにしへ）を今に生かすこと中々含蓄のある言葉です。<<稽古（けいこ）とは、広く芸道に共通して使われる、
主に練習を指す言葉である。
由来は『古事記』太安万侶序文末にある「稽古」で、
古（いにしへ）を稽（かむが）ること。同文の「照今」
今に照らす　とあわせ「稽古照今」という熟語としても
使用される。 日本武術などの形練習においては過去の達人
であった先人の遣った理想的な形に近づべく修練することである。>>

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』参照
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マンガ簿記入門、マンガ証券入門、マンガ法華経入門
などのマンガで書かれた入門書をずいぶん読んだことが
ありました。
マンガを使えば、たった２時間で、難しい学問も簡単に
膨大な内容もダイジャストに知ることがでにます。
文書では伝えにくいことがマンガでは、ダイレクトに
表現できて日本の生んだ優れた文化です。
私が最近いいと思ったマンガを紹介します。

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マンガ 5月から読む精神分析学入門 (だいわ文庫)

　フロイトの人生が、フロイトの育て上げた学問（精神分析）
とどの様に関わりあってきたかが良く分かります。
フロイトは、恋人との結婚の為に安定した収入を得る為に
開業医になります。また、自分の見出した精神分析が
社会に認められないことになやんでいました。
ユダヤ人迫害の時代に生きて、イギリスへの亡命
を余儀なくされたり、フロイトの著書を読んだだけでは
分からない。フロイトの人物像が浮かび上がってきます。
　このマンガは、大学生の試験対策、社会人の一般教養と
してお勧めです。
私は、大学生の時、フロイトの精神分析をひと夏かけて
読んだ記憶があります。
フロイトの精神分析は、本で読むと結構辛く眠気との戦い
となることもしばしばでした。
フロイト夢分析や精神分析のほとんどが人の性欲に結び付けて
考えられている点は、認めたくないものです。
たとえば、歯が抜ける夢を性欲に結べつけるなどチョット
むりしすぎの感があります。
　ちなみに、フロイトの著書の中で読み物として
面白かったのは、宗教論です。
この本でもフロイトの宗教論、原父殺害のドラマについても一部描
かれています。
以前、テレビでボスざるの地位をめぐる政権闘争、世代交代の
ドキュメンタリドラマを見たことがありますが、フロイトによると
未開社会の部族では、子が父を殺し、母を自分の妻とすることが
行われていたとします。そして近親相姦によるダメージを回避する為
にタブーが生まれたとします。
また、「モーゼと一神教」では、一度否定された考えが何世代か経過後に
認められる過程が描かれたり民族的な意識が受け継がれることが
ドラマチックで論じれれていて面白いのでお勧めです。

モーセと一神教 (ちくま学芸文庫)

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マンガ ウォーレン・バフェット―世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール (講談社+α文庫)

世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール
「金持ち父さん貧乏父さん」「ユダヤ人大富豪の教え」
などお金との付き合い方の指南本は色々あります。
しかし、私にとって感動するまでの本ではありませんでした。
「マンガウォーレン・バフェット」は、楽しく読める人物伝で
あると共に、人物に感動できて、投資の極意が学べるように
そんな本になっています。
ウォーレン・バフェットは、投資銀行ソロモン・ブラザーズの
社員が不正事件を起こしたことにより潰れそうになった時、
ソロモン・ブラザーズの会長を引き受け、真摯な態度で
信用回復に努め、ソロモン・ブラザーズを倒産より救い、
金融破たんを防いだことで有名になりました。
　日本でも不祥事で会社が傾いた事件は色々あります。
山一證券などは、会社がなくなってしまったし、不二家や
雪印などは業績を悪くしました。
これらの不祥事では、経営者の態度が批判のまとになり
一層状況を悪くしたように思われます。