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きた!かまくら
『雨なのにすごい人だね』
『少しここでやすみましょう』
『ふう〜なんかすがすがしいね』
電車を降りたらやはり雨、ホームは、予想外に多くの人、
駅は、混雑して改札になかなかたどり着けない。
一緒に来た妻と長男、妻の母は、切符だと降りられる
臨時改札から降りたようだ。
小学校3年の娘、傍らに居たと思ったらどんどん先に進んでどこにいるか
わからない、私は、200メートルほど歩いてやっと改札を抜けられた。
ガイドブックでは、北鎌倉の駅から円覚寺の三門まで歩いてすぐの
はずなのに随分時間がかかってしまった。
円覚寺の三門の下は、ほっと一息つける居心地の良い場所だった。
結構広い門の下の空間に荷物を置く、身支度を整え、
少し色づいたアジサイを観賞したり、しばしの休息を取る。
ガイドブックでは、夏目漱石が人生に悩み禅に解決を求めて過ごした
とされる円覚寺、その体験を小説「門」にしたとされている。
しかし、後でインターネットで検索して解った。<<「門」という題名は、漱石の弟子森田草平が決めたもので、
辞書を適当に開いて、最初に目に入った文字だった、という逸話がある。>>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
妻の母によると夏目漱石の小説は、「坊ちゃん」「我輩は猫である」
などの教科書に出る小説より載らないものの方が断然面白いと言う。
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鎌倉に行きたい〜と言う妻のプレッシャーに負けて
ついに来てしまった。
私は、京都に四回、奈良に、二度観光したことがあり
鎌倉には、独身の頃に2度来たことがあります。
私が鎌倉行きを避けていた理由は二つあります。
一つ目は、鎌倉の神社仏閣に興味が持てなかったこと
京都、奈良に比べると少しお寺や神社、庭園も
洗練されていない印象があった為です。
二つ目は、鎌倉と言えば縁切り寺、縁切り神社の印象があって
好ましく思えなかった。
今回、事前にガイドブックを二冊読み。観光する場所を検討し
た結果、興味が持てたのは、円覚寺の三門と禅寺の建長寺でした。
早速、桜区図書館で、鎌倉のビデオを借り、映像でもチェック<<平成古巡礼の旅 名刹ガイドにっぽん美と心より?鎌倉
円覚寺・建長寺・極楽寺・東慶時>>
妻は、アジサイが見たいといっていたわりに、明月院は
おばさんが大挙して行くから行かないほうがいいなどといいます。
北鎌倉には、鎌倉の五山のうちの三つの寺があります。
円覚寺(二位/五山)、建長寺(一位/五山)、浄智寺(四位/五山)
縁切り寺で有名な東慶時、アジサイで有名な明月院もあります。
北鎌倉のランチは、精進料理の名店「鉢の木」と決めて行ってみると
予想外の結果、おばさんで満席、2時間待ちとのこと、しかたなく
喫茶店のようなところで食べました。とにかく待たずに食べれたのが
不幸中の幸いなのかもしれません。
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鎌倉にちなんだ映画を二つ紹介
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(崇徳院)
この世では、もう会えなくても生まれ変わったらきっとあなたを
見つけて添い遂げます。そんな思いを百人一首の歌で伝えます。
松枝侯爵家の跡取り息子の松枝清顕(妻夫木聡)は、少年時代養育の為
綾倉伯爵家で過ごす。幼馴染の伯爵令嬢綾倉聡子(竹内結子)に対する
愛情はこうして幼いころよりはぐくまれます。
学習院生となった清顕は、聡子への恋心に気づかず、その気になれば
自分の妻にもできる聡子を友人の本多と付き合わせようとしたりします。
そんな中で、綾倉聡子(竹内結子)に、洞院宮治典王との縁談
が持ち上がります。聡子は、清顕の行動に期待しますが、清顕は、
冷たく会おうとしません。
聡子の結婚が決まった時、清顕は、聡子への恋に気づき
もう会ってはいけないのに、会うことを強要します。
土砂降りの雨の中、身体を重ねる二人、許されない関係なのに
逢瀬を重ねる二人、許されない関係であるから燃え広がる恋心
何れは、破局が待っている悲恋、この映画、核心であるべき
濡れ場のシーンは、あまり期待できません。
そういえば、竹内結子という女優は、幽霊となって会いに来たり
「いま会いに行きます」とか、「黄泉がえり」とか、死んだ恋人が別の人
に姿を変えて会いに来たり「星に願いを。」とか精神的なつながりを
描いた映画に多く出ていて、官能的な演出の映画にはまるで出ていな
いように思います。
それでも、令嬢らしい服装、容姿は、外国の留学生の王子に
日本で今まで会った中で一番美しい女性と賞賛されても違和感がありません。
また、随所に見られる大正初期の美しい映像は見ごたえがあります。
坂道を登ると突然、鎌倉大仏の顔が見えたり、春に降る雪の映像美は
やさしくこの映画を包んでくれています。
松枝 清顕(まつがえ きよあき) : 妻夫木聡
綾倉 聡子(あやくら さとこ) : 竹内結子
本多 繁邦(ほんだ しげくに) : 高岡蒼佑
洞院宮治典王(とういんのみやはるのりおう) : 及川光博
洞院宮治久王殿下(とういんのみやはるひさおうでんか) : 山本圭
洞院宮妃殿下(とういんのみやひでんか) : 高畑淳子
洞院宮家別当(とういんのみやけべっとう) : 中原丈雄
松枝 侯爵(まつがえ こうしゃく) : 榎木孝明
松枝 侯爵夫人(まつがえ こうしゃくふじん) : 真野響子
松枝 清顕の祖母 : 岸田今日子
綾倉 伯爵(あやくら はくしゃく) : 石丸謙二郎
綾倉 伯爵夫人(あやくら はくしゃくふじん) : 宮崎美子
松枝家の執事・山田(-しつじ・やまだ) : 田口トモロヲ
北崎玲吉(きたざき れいきち) : 石橋蓮司
綾倉家侍女・蓼科(あやくらけじじょ・たてしな) : 大楠道代
月修寺 門跡(げっしゅうじ もんぜき) : 若尾文子
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湘南のさわやかな日常の風景、タイヨウの日差しを浴びて
海で泳ぐなんてことが、とうていできない少女がいる。
鎌倉駅、江ノ電の乗り場近く夜な夜なギター片手のライブ活動をする。
雨音薫(YUI)は、吸血鬼のように夜しか外で活動できない
彼女はXP(色素性乾皮症)という難病のため太陽の光を浴びると
火ぶくれができてしまうからだ。
昼と夜が逆転した生活をする少女、雨音薫(YUI)は、バス停に朝現れる
サーフボードを抱えた少年、藤代孝治(塚本高史)に恋をしていた。
恋をして、精一杯歌って、自分の生きたあかしを残そうとする雨音薫(YUI)
歌と映画がコラボレーションする映画は、色々ある。
最近では、「リンダリンダリンダ」「NANA」などがある。
透明感のある(YUI)の歌は、切なく、見るものの心に響いて
「リンダリンダリンダ」「NANA」と比べてもまさるとも劣らない
盛り上がりをみせていると思う。雨音薫:YUI
藤代孝治:塚本高史
雨音薫の母:麻木久仁子
雨音薫の父:岸谷五朗
女優の竹内結子さんは、さいたま市出身らしい、さいたまの人間が
海を求めて鎌倉に引越すということを聞いたことがあります。
妻が鎌倉に住みたいなどといいだしたら結構困り者です。