free_se2007-11-20

 
 1年3組は、校舎の5階にあって見晴らしのいい教室からは、
建設中のマンションが見える。
教室の中、机の上には、学生服やセイラー服が置かれて
いて人は誰もいない。
息子の中学校の授業公開日、授業は、5階の教室ではなく
1階の美術室で行われているらしい。
 中学校は、私の住むマンションから歩いて5分もかからない
距離だけど、5階まで階段で上がるのはけっこうやっかいだ。
きっと息子もふざけて階段を走ったり、滑り降りたりしていることだろう。
私が20代の時、某銀行に常駐してシステム開発をしていた時、
別の開発グループで盛り上がっていたのは、9階から1階まで階段を
使って降りかつ、自販機でヤクルトを買ってくることだった。
これを男性社員2人で競争していた。
なにが面白いのか異常なもり上がり、その当時理解できなかった
けれど後に、その一人が社内結婚したことで合点がいった。
彼らは、戦っていたのだと……。
当時、休憩室には、将棋が置いてあり、仮眠ようのベットなんかがあり
2階には、卓球ができる部屋もあった。今考えるとあくせくしていなかった
から階段のぼりの競争ができたんだと思う。

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階段を走ることがクラブ活動になるなんて、「笑う大天使」、
逆境ナイン」のようなぶっ飛んだ映画かと期待してみると
かるく飛んで着地地点が見つからない感じの映画でした。
 一番の見所は、セイラー服で階段を出走するところですが、
階段を走るシーンは、意外に少なく、危険なシーン
が見れるかと思えば。相撲部やラグビー部の中途半端な攻撃が
あるくらいで、階段を走ることの危険な状況を生かしきれていない。
 意外性があったのは、開始早々、主人公がいきなり歌いだした
ところ、これってアイドルに萌(燃)える映画だったのか!
主人公(黒川芽以)は、 NHKドラマ愛の詩『天使みたい』で、
少女と少女そっくりのロボットという一人二役を素敵に演じて
いたのを覚えています。
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イケメン三蔵法師が主役、西遊記の枠を大きく外れて
文句なく楽しめます。
スポーンのような姿をした妖怪が三蔵法師を食べようと
襲ってくると、戦いに敗れた孫悟空は、三蔵法師
如意棒を使って逃がします。
 三蔵を救ったのは、醜い妖怪の娘、三蔵が情けなく
妖怪修行をしてスパイダーマンの格好をしたり
娘のために天界に攻め込んだり、三蔵法師
ともかくヤバイ、
 この映画は、ワイヤーアクションが意外に少なく、
あきらかにCGと解るシーンが物語りの後半に多く集中して
多少違和感がありますが、CGだから描ける天界人、と
スポーンのような姿をした悪魔との戦闘シーン
宇宙船や近代兵器による戦闘なんでもありの
面白さが堪能できます。
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大帝の剣 [DVD]

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すごく楽しく見ました。時代劇に宇宙船、なぞの金属オリハルコン
の長剣を振り回す万源九郎(阿部寛 )は、姫を助ける為、
徳川方の忍者と激しい死闘をします。
わくわくするような設定は、さすが夢枕獏です。
突然宇宙より飛来した異星人は、豊臣家の舞姫長谷川京子
に寄生します。
同じく、この異星人を追う新たな異星人は、死体に寄生して、
宿り主を醜く変貌させ、舞姫長谷川京子 )をつけねらいます。
面白かったけれど気になったことが2つあります。
映画『ヒドゥン』(THE HIDDEN)との類似性、映画『ヒドゥン』
でも死体に寄生した異星人とそれを追う捜査官が異星人という
話でした。
映画「どろろ」の醍醐景光(だいご かげみつ)に取り付いた妖怪と
破顔坊に取り付いて変貌した姿がよくにていること、日本映画の
怪物と言えばいつも同じような姿になるのが残念です。
【出演】
万源九郎:阿部寛
舞:長谷川京子
佐助:宮藤官九郎
権三:遠藤憲一
牡丹:黒木メイサ
手妻の籐次:大倉孝二
黒虫:六平直政
姫夜叉:杉本彩
破顔坊:竹内力