free_se2008-04-05

 たしか雪溶けの季節に、友達4人で、余市町のモイレ城郭の先にある
博物館を見学に出かけた時のこと、誰かが、沈む夕日を見ようといいだした。
 25メートルほどの絶壁の先端近く、火曜サスペンス劇場に出てきそうな
崖の上で、太陽が海にまさに沈もうとする瞬間を眺めている時、私は雪に足を
すべらせ背中からひっくり返り30cmくらい下にある笹やぶに
すべり落ちてしまいました。
もし、そこに笹薮がなかったら、さらに25メートルをすべり落ちたかも
しれないと思うとゾッとします。
 子供の頃の話を聞かせてと言われて、何回か話した内容だけど
その都度、息子は目を輝かして聞いてくれます。もう一つ子供の頃の思い出で
印象に残っているのは、友達と二人、自宅の木造平屋の天井裏を探検した話です。
屋根裏、横に伸びた柱ずたいに恐る恐る歩いていく…
天井裏はけして気持ちのよい場所ではなく。そこかしこにねずみの糞が散乱
していて、薄暗く、窓から入るかすかな光をたよりに5メートルほど
ねずみの糞を避けながら歩いていたところ、足を滑らせてしまった。
 気がつくと、私は6畳の部屋の天井からぶら下がっていて、下には3つ年上
の兄が唖然とした顔でこちらを見ています。
 天井から直接1階に落ちず、天井にぶら下がれたことが自慢だったのだけれど
思えば、忍者なみの登場の仕方だったと思えます。
 私は、履いていた靴を足から落としその後、天井の柱より手を離して飛び
おりました。
天井板は、柱にベニア板が張っているだけの簡単な作りであることが後で分かり
ました。
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子供の頃の記憶、今となっては曖昧なものが多い、それでも
小学生の4年〜6年くらい頃、友達と遊んだ記憶は、私にとって宝もので
あり、夢みるように楽しい時代でした。

 テンコには7つ違いの姉ショコラがいて、ベットのテンコに旅で体験した
面白い話をしてくれます。現実と虚構の区別のつきにくい夢みる年頃の
テンコにとって姉の話は刺激的で、いつまでも心に残ります。
 そんな姉ショコラが、亡くなり、7年後のある日、テンコは、ショコラの恋人で
あったジダンと偶然再会します。そして、なつかしい姉の話をするうちに、
作り話とおもっていた姉の体験が本当にあった話であったことを知ります。
わずか48分の映画だけど、プロモーションビデオのように繊細で美しい映像、
見る人を惹きつける不思議な世界、携帯電話のコマーシャルで使われた
夜光虫の映像とか3つの珠玉の映像美が楽しめます。いかにも、行定監督、
竹内結子の主演の映画らしい。短い分、凝縮されていて見て満足の作品でした。
テンコとショコラのお家は、玄関を入ってすぐ左右に降りる階段があって、
階段には観葉植物が多数置かれていて、その下の奥にテンコの寝室があり、
装飾がすごく凝っていてメルヘンチックです。
こんな部屋なら何時までも寝ていたい、というか朝起きれないと思えます。
 しかし、玄関を入って正面に階段がある家は、「漏財宅」の家、
玄関の前が坂になっている、玄関を出た正面に階段やエレベータが
ある家と同様に風水的によくありません。
ショコラが若くして亡くなった原因は以外と風水にあるのかもしれません。

【出演】
竹内結子(ショコラ)
大塚ちひろ(テンコ)
和田聰宏ジダン
藤本七海(テンコ・小学生)
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「お父さん友達になってくれる」
「親は、親であって友達ではないよ、アメリカ人だと
友達だと言ってくれるかもしれないけど、日本人にとって
子供は子供であって友達ではないんだよ」
息子は、たまに友達でしょなんていうことがあるが
親密な人間関係がかえって、子供が大人になることを阻む結果
となることもありうるように思えます。
 最近起きた、他人を電車のホームで突き落とした事件なども心が大人に
なりきれない青年が起こした事件に思われます。
その人を必要とする家族や友達がいることが想像できず、
他人の痛みがわからないそんな大人になってほしくないものです。

サイドカーに犬 [DVD]

サイドカーに犬 [DVD]

竹内結子の映画やドラマずいぶんみています。<<イノセントワールド>>の美少女から、<<春の雪>>の可憐な令嬢役、<<不機嫌なジーン>>の気丈にみえて内面は、傷つきやすい女性、<<サイドカーに犬>>では、愛人の子供との触合いで明るく活発で
魅力的な女性を演じています。竹内結子の今を見たいというフアンには
お勧めの映画ですが、ラブストーリーを期待する人にはお勧めできません。
 <<サイドカーに犬>>は、小学校の女の子”薫”の目線で描かれています。
小学生の子供は、親のことをどの程度愛しているか、
身の回りの世話をして、食事さえ作ってくれれば、だれでもいいのか、
そんなことを考えながら見ていました。
ぶっきらぼうで心の読めない父親の近藤誠(古田新太)は、サラリーマンを
やめ中古車販売を始めます。
家には、いかがわしい人が出入りするようになり、母親は、ある日、突然、
家を出て行てしまいます、それと入れ替わりに、父の愛人ヨーコ(竹内結子)さん
が食事を作りにやってくるようになります。
ヨーコさんは、母とまるでちがい、サッパリした性格で、色んなことを
教えてくれます。
 小学生の子供だと、成熟していないので、育ててくれる人を必要とする
けど、自分で選択できることは限られます。
 父と別れることになったヨーコさんとの2人だけの旅行
本当は、ヨーコさんにどこまでもついて行きたかったのかもしれません。
【出演】
ヨーコ : 竹内結子
近藤薫松本花奈ミムラ(20年後)
近藤透 : 谷山毅、川村陽介(20年後)
近藤良子 : 鈴木砂羽
浜口 : トミーズ雅
渡辺寿男 : 山本浩司
釣堀屋主人 - 寺田農
マンションの下見に来る客 : 松永京子伊勢谷友介 
増田治五郎 : 温水洋一 
増田トメノ : 樹木希林
吉村 : 椎名桔平
近藤誠 : 古田新太

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「マグロ泳ぐところ見れる」
葛西臨海公園ならマグロが遊泳するところ見せてくれる
けどここではむりだね」
 4月から、小学4年生になる娘は、動物や魚が大好きで、先日
サンシャインシティーの水族館にいった時、娘は、目を輝かして聞いてきました。
私の家では、以前、カブト虫、ザリガニ、熱帯魚などを飼っていましたが
寿命が短く、死なせるとかわいそうなので、今、家でかっているのは、
20年以上生きる可能性があるオカヤドカリを飼っています。
サンシャインシティーの水族館にいたオカヤドカリ、私の家の
オカヤドカリより少し小さめだったけど、水槽はかなり大きく
8割くらいが循環した水でしめていました。
オカヤドカリは陸上動物で泳げません、だから水は、こんなに
必要ありません。しかし繁殖する時は、水の中らしいので、
この水族館では、繁殖を試みているのかもしれません。
ちなみに野生以外で繁殖に成功した例はないはずなので、
成功すれば世界初となります。
サンシャインシティーの水族館あまり期待していませんでしたが
思いのほか楽しめました。
 とくに面白かったのは、ちょっと大きめのおねえさんがダイビング
スーツを身にまとい水槽のなかのエイやサメ、海ヘビにうれしそうに餌をやる
ショーでした。子供の頃、何度も出かけた小樽の水族館では
行われていなかったものでした。
ショーの終わりに、おねーさんにお別れの挨拶ということで手を振っていると
息子に<<お父さん馬鹿っぽい>>と言われてしまいました。
 私が小学生の4年〜6年くらいの頃、、飼っていたペットは、
父がヨッパラッタ時にもらって来たネコに始り
北海道ではいないとされていたカマキリ、野生のリス、
デパートで買ったセキセイインコ、ジュウシマツ、
ぶどう畑で網に引っかかっていた子供のタカまでも
飼ったことがありました。
 そして、私は、常に病気にかかっていて、海水浴にいけば
トラコーマという目の病気にかかり、
ネコを飼った影響で3年間、喘息に苦しめられ、
アレルギー性鼻炎の治療の為、耳鼻科に通い続けていたら
手術をすることになって、アデノイドという喉の奥にできる痰
のでかいものを取る手術もしました。
 なぜか色んなことがあった3年間、今にしてみれば
病気さえも楽しい思い出になっています。