あ…また、鳴ってしまった。警備員に何かありますか
と言われて、あわてて取り出されるのが僕だ。
システムエンジニアのご主人は、建物のロービーで、
飛行場にあるような金属探知器を通らなければ仕事場に
いけないらしい。
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財布が持ち主の置かれている状況を語り、そして事件の
カギを握っているのもお財布。
現実にありそうなひき逃げ事件、被害者の妻が保険金殺人
と疑われ、その恋人にも、別の保険金殺人の疑いが…
しかし、容疑者には、完璧なアリバイがあって
一転、容疑者は、TVの売れっ子スター扱いとなる。
ミステリーの王道は、ともかく、登場人物が多く、話が長い
話が横道にそれて、長く楽しめることだとすると
この作品こそ、まさに王道と言える。
登場人物を丁寧に、丁寧に描くことで、リアリティが増し
引き込まれて見てしまいました。
【出演】
刑事部・部長、響武史:長塚京三
森元の妻・法子:伊藤裕子
探偵・河野:仲村トオル
連続殺人事件容疑者の塚田:谷原章介
平山あや大森南朋酒井美紀
窪塚俊介西田尚美床嶋佳子吹越満佐藤藍子石井正則


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「お父さん、藤て杏のこと好きなんだよ」
「よく知ってるね、どうして?」
 意外なことに、私の子供は、夏休みにTVドラマで見ていたらしく
なんかストーリーを知っているそぶり、
杏が引越して来たのは、母の故郷の島根県の山里の村、
母は離婚に、悲しみ、杏を残して行方がわからなくなる。
そして母の訃報が、戸惑い、苦しむ、杏、そんな時、大吾は
「おれが、ずっと一緒におっちゃるけん」と言って、杏を慰める。
大きな物語の展開は、ないけれど少女マンガが原作らしく、
少女の繊細な心の動きが汲み取れて、見る人の魂を揺さぶります。
 父親の元へ戻ることとなった杏は、遠距離恋愛の末、大吾との
別れを決意する。そして時は過ぎて、大人になった杏は、
婚約者との結婚が迫ったある日、帰省することに…大吾との再会
破断となった婚約、悲しみに暮れ、負の連鎖が続く…海岸のシーン
大人の杏が過去の出来事を思い出して、行方不明となった時の母の気持ちに
気づいたり、砂時計のようにひっくり返すと過去と未来の時間が繋がる、
そんなロマンチックなストーリー、甘く切ない子供の恋愛、
成熟した大人の恋愛、いきものがかり『帰りたくなったよ』のエンデングも
印象的でした。
ちなみに、私は、山陰を旅したことが、2度ほどあって、のどかな風景には、
癒されるし、なんか見たことがあるような海岸があったり、
ふるさとに忘れてきた大切なもの、誰もが気になる思い出の人
そんなことを感じさせる映画です。

【出演】
松下奈緒さん(杏・大人役)
夏帆さん(杏・中高生役)
井坂俊哉さん(大悟・大人役)
大悟(池松壮亮
藤(塚田健太)

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

砂時計 スタンダード・エディション [DVD]

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白イルカで有名な『しまね海洋館「アクアス」』近くにあるのが『石見海浜公園』
物語の重要な舞台でもありました。そのほか、出雲大社とか砂時計のロケ地を
旅してみるのも楽しいかもしれません。